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調査研究「あらためて電池について考える」がスタート

 

調査研究「あらためて電池について考える」がスタート

 

蛍光管リサイクル協会では、京都市ごみ減量推進会議の助成のもとに、調査研究「あらためて電池について考える」をスタートさせます。みなさまからのご意見、情報提供をお願いします。活動の概要は以下のとおり。

 

●調査研究の背景

 

これまで電池に関わっては水銀問題との関連で乾電池の適正処理の方法が検討されてきました。この点についてはメーカー・業界団体として「水銀ゼロ使用」の方向を示したことによって基本的に問題は解決しているといえます。しかし、乾電池の処理にあたる野村興産からのレポートでは、乾電池の処理にともない、なお水銀が回収されているということです。

 

他方では、ボタン電池、鉛蓄電池、リチウムイオン電池など、さまざまな電池の使用がひろがるなかで、これらの電池が廃棄物として排出・処理される過程で不適正な排出事例が見られます。また、電池由来と思われる「発火事故」も多発しているといわれています。

 

このようななかで電池の適正な排出・処理(再資源化をふくむ)の現状や課題を確認し、こんごの方向を明らかにすることが求められています。

 

●調査研究の目的

 

今回の調査研究では、「電池と水銀」について歴史的な経緯を確認するとともに、乾電池の排出・処理(再資源化をふくむ)の実態・課題を確認し、こんごにむけて必要な対策を検討することにします。

 

また、「電池由来の発火事故」についてその実態をあきらかにし、メーカー段階での対策、廃棄物として排出・処理される段階での対策を検討することにします。

 

●調査研究の内容

 

1 これまでの関連情報の整理を通じた論点整理

 

2 関連組織からのヒアリング メーカー、自治体、リサイクル事業者など

 

3 視察・見学

 

4 情報発信

 

  これらの活動を通じて得られる知識、情報を整理し、普及・啓発活動の内容をレベルアップするとともに、関連組織への提案をめざします。

 

  情報発信のためにパンフレット作成とあわせて、ホームページを活用します。